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高梁市、薬用植物栽培実証事業に着手
~薬用植物栽培実証事業連携協定調印式~

調印式の様子の写真

調印式を行う近藤隆則市長(写真左下)

撮影日:平成27年7月10日  撮影場所:高梁市松原通

高梁市は7月10日、高梁市市役所で「薬用植物栽培実証事業に関する連携協定調印式」を実施し、関係者ら約30人が参加しました。

協定締結したのは、高梁市・特定非営利活動法人ネットワークおかやま(岡山市北区)・三菱樹脂株式会社(東京都千代田区)・株式会社グリーンイノベーション(東京都港区)の四者。高梁市が行う薬用植物栽培実証事業を通じて四者が相互に協力し、地域農業および社会の発展に寄与することを目的に掲げています。

高梁市が今回連携協定により実証栽培するのは「ウラルカンゾウ(甘草)」。

カンゾウは、主に漢方薬として使用されていますが、医薬品だけではなく食品や健康食品・化粧品と幅広い用途があります。現在薬用植物は、健康ブームのあおりを受け、医療に関する社会的関心の高まりにより需要は高まってきています。しかしながら、日本漢方生薬製剤協会によれば漢方の原料の約90パーセントを輸入にたより、その大半を中国に依存し、国内自給率は12パーセントに留まるという結果が出ています。

耕作放棄地解消・新たな農作物として将来性の高い薬用植物に目を付けた高梁市が実証栽培に乗り出しました。市の基幹産業である農業を取り巻く情勢は依然として厳しく、農家の高齢化と担い手不足により昨年度の耕作放棄地は700ヘクタールを超え、実情に合わせた農業の再生が喫緊の課題となっています。薬用植物の栽培を検討していた市が、カンゾウの育苗・栽培技術に精通している三菱樹脂株式会社と株式会社グリーンイノベーションに協力を仰ぎ、「農・福・商・官 連携」農業を展開するワークネットおかやまが栽培管理を行う運びとなりました。

実証期間は3年間。高梁市有漢地区の実証ほ場に5月下旬、苗1万本を植栽しました。今後、かん水・施肥・除草などを行う予定です。市としては、次期ステップとして薬用植物団地の構想を抱き、事業の好結果を望んでいます。

近藤隆則市長は「全国でも数少ない実証栽培事業。耕作放棄地に歯止めをかけるべく実証栽培を成功させ、土地がもつ本来の姿に戻していきたい」と意欲を見せました。

連携協定をして薬用植物栽培実証事業を行うのは、岡山県内では高梁市が初めてとなります。