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生産者の意識改革の必要性、浮彫に
~桃部会中間実績検討会~

検討会の様子の写真

将来の産地像について協議を進める関係者ら

撮影日:平成27年8月31日  撮影場所:高梁市中原町

JAびほく桃部会は8月31日、本店で中間実績検討会を開催し、部会役員・関係団体が参加しました。

JA担当者によれば、今年産については、開花時期が昨年より4日早く満開時期には降雨が続き結実を懸念されましたが、全体的には結実は確保しました。果実肥大は、例年並みの肥大であったものの全体的に18玉を中心とする小玉傾向という結果となりましたが、秀品率は昨年より高く推移しました。全体的に、春先の好天と台風11号の影響で、主力商品である「紅清水」「清水白桃」とも、出荷ピークも昨年より10~15日早い傾向となり、前半戦で例年の約1.6倍の出荷量を確保しました。

出荷販売状況より、今年の課題として小玉傾向・未成熟果実の出荷の改善が主にあげられます。

出荷実績・生産者からのアンケート調査の結果により、老木割合・品種構成の課題が見えてきました。それには新植・改植などが必要となってきますが、高齢化・担い手不足に直面し、同部会にとっても重要な課題の一つです。現在の栽培面積約14ヘクタールが、生産者の高齢化に伴い、5年後には8ヘクタール未満に減少すると予想する調査結果も出ていいます(備北広域農業普及指導センター調べ)。

この現状を踏まえ、産地の将来像を見据えた対策が議題に上りました。産地を維持していくためには、栽培技術改善・向上に加え、生産者の意識改革の必要性が浮き彫りとなりました。

意識改革とは、販売単価見直しや園地を産地自体のものとして捉える必要性など生産者間で統一認識を持ち、現状維持からの抜本的な脱却を試みる必要が生じているとの意見が上がりました。

JAとしても「儲かる農業」「活力ある地域社会の実現」のために、生産者に「魅力ある桃作り」を提案しPRしていかなければならないのではないかと模索しています。その方法として、「メディアを活用した栽培魅力のPR活動」と「モモとニューピオーネの複合経営の推進」の二つを今後の検討材料の一つとしてあげました。両者の活動を通して、魅力発信をすることで、I・Uターン農業者以外にも「通勤農業者」という新たな立場の確立で、農地維持・保全や地域活性化にも繋がる可能性があります。加えて、農作業支援体制と地域ぐるみで栽培指導者の育成が重要視されてきます。選果作業等の作業委託をしている間口ウエストロジ株式会社と協力し、防除作業など今後作業委託を進めることで労働力を分散すると同時に雇用拡大にもなり、地域活性化にも寄与できる可能性が生じるためです。

小林三十二部会長は、「産地も変わっていかないといけない。今後、生産者の意識改革をすすめ、“儲かる桃作り”として産地を確立し維持していかなければならない」と話しました。

同部会は、販売目標として取扱量180トン・販売キロ単価560円・販売金額1億円を目標に最後の一玉まで全力で出荷していきます。