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嫌いだった農業が人生のチャンスに?!
~トマト農家(高梁市備中町、髙下 農さん)~

作業をする髙下さんの写真

農業経営への転換を人生のチャンスと捉える髙下さん

撮影日:平成28年7月5日  撮影場所:高梁市備中町

 標高約600mの昼夜の寒暖差を利用し高梁市備中町で、JAびほくの特産品である夏秋トマト「桃太郎トマト」を栽培するのが髙下農さん(37)です。髙下さんは就農して3年目。ハウス5棟(11.5a)で病害虫に強い苗を選定し、びほく農協トマト部会の収量目標10aあたり10t獲得に向け日々汗を流しています。

 「継ぐつもりもなく、嫌いだった農業が人生のチャンスになった」と話す髙下さんは、関東地方で様々な仕事を経験し、帰岡。様々な仕事を経験した中で「長年会社勤めをしてもいつリストラに合うか分からない時代。そんな時代だからこそ、生きていく上で欠かせない食べ物を栽培するほうが、やり方次第では安定性が見込める」と就農を決意しました。40年以上夏秋トマトを栽培する父の留三さん(67)を継ぐ予定でしたが、父や周囲の先輩農家から「就農するからには単独経営だ」と薦められ、父とは別経営で農業をスタートしました。

 農業に従事する中で、地方と都会の農業に対する認識のギャップも実感し、地方や地方農業が抱える課題が見えてきました。髙下さんは「地方では就農するにも費用面、土地賃借の問題や周囲の偏見の目など多くの厳しいハードルを未だに感じるが、都会では、農業を魅力に感じ就農へ憧れを抱く人は多い」と話します。その上で「今後、農業に希望を持つ人達をどれだけ地域で柔軟に受入ができるかが農業に対する意識改革と地域活性化の鍵となるだろう」と予測します。

 髙下さん自身も農業へのイメージが変わった一人。栽培技術や農業機械が日々進化を遂げていることや、出荷形態も個人選果から共同選果体制へと移り変わったことなどで、栽培にかける時間が増加し、高品質・安定生産を目指すことが可能となりました。「昔のままの農業だったら就農していない。部会やJAがある意味の大きさを実感し、今では農業が楽しい」と笑顔を見せました。さらに、「自分で栽培し出荷し経営することは、成功する人生をつかむための一番のチャンスだ」と意気込みを話しました。

作業をする髙下さんの写真

誘引作業を行う髙下さん

実ったトマトの写真

今年も、順調に生育中!

 現在まで他の農家を視察し試行錯誤を繰り返しながら、就農初年度から部会目標数量をクリア。昨年のやり方が通じないこともあり、多くの農家が口にする「農業は毎年一年生」という言葉を実感する日々です。今後、栽培面積を20~25aまで増反する計画で、6次産業化も視野に入れ栽培に尽力しています。

 今年は7月中旬から出荷を開始し、8月中旬~10月中旬に最盛期を迎え、12月初旬まで出荷する予定です。

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