営農講座

水稲水稲

営農生産部農産課 
大場 裕典 営農担当
080-2944-5655
担当者

育苗にまつわるあれこれ(2015年4月)

種子の塩水選について

 充実していない種子は発芽力が劣り、稲の生育が不良となります。また、選種を確実に実施することで、ばか苗病などの病害虫に侵された種籾を除去することができます。比重液の作り方は(表1)の通りです。なお、比重選後は必ず水洗いをしてください。

種子消毒について

 種子消毒が適切に出来ていないと、生育中に病害虫に侵されたり、収穫した米が被害米となったりします。種子消毒液の作り方は(表2)、使用薬剤の効果及び濃度については(表3)を参照してください。




苗床の下に敷くビニールについて

 苗床の下にビニールを敷く場合は、有孔(穴あき)ポリの方が適します。また、育苗箱と苗床に隙間ができると、生育ムラの原因にもなりますので、密着させておくことが必要です。

育苗マットについて

 近年、育苗土に代わり育苗用マット(商品名:こめパワーマット)を使用して育苗を実施する場合も増えています。マットを使用することで苗箱の重量も約半分程度となり、保水性も高くかん水回数を削減できるなどの特徴がありますが、次の点で注意が必要です。

  • 裏表をよく確認する。
  • 播種時にはしっかりかん水する
    (1枚あたり2リットルが目安)。
  • 覆土は多めにし、根上がりを防止する。
  • 保水性が高いため、育苗期間中は節水管理し、過湿に注意する。

育苗期間中のカビ等の発生について

 カビ等の発生により、立枯れ症状となる場合があります。このような症状を防止するためにも、播種後のかん水時に「ダコニール1000(1000倍液)」又は「ダコレート水和剤(500 倍液)」を、1 箱あたり500 ミリリットルかん注してください。それでも発生した場合は、早めに薬剤による対処を実施し、さらに適切な温度管理並びに水管理に努めてください。