ガンバレ農業!
【第2回】

お見合い方式の研修で地域活性化を図る

(高梁市備中町平川の「平川村定住推進協議会」)取材日:平成22年6月9日
JAびほくについて

地域住民とJA・行政でつくる高梁市備中町平川の「平川村定住推進協議会」は、体験型の研修で、特産のトマトとブドウ「ピオーネ」栽培に意欲のある新規就農者の確保や定住推進に成果を挙げています。こうした取り組みが認められ、県が表彰する「平成22年度夢づくり推進大賞」に選ばれました。

同協議会は平成20年度から、体験型研修をスタートしました。新規就農希望者は、県が支援している研修制度を受ける前の段階で、トマトやピオーネの栽培を宿泊しながら体験する他、積極的に地域の行事に参加することも条件に入っています。農村生活に馴染んでもらい、就農後のミスマッチを防ぐことが狙いです。2年間の研修の後、県の研修制度を利用して実務研修に入ることができます。

高齢化、過疎化が進む中、特産品の栽培面積を確保するために始めた取り組みです。通常、ピオーネは苗木から育てていくため、収穫できるまで4、5年かかりますが、高齢で栽培できなくなった農家の圃場を借りて栽培するため、即収入に繋がります。また、農地の荒廃を防止できる事も利点です。

國府要二さん同協議会発足に先駆けて5年前にピオーネ栽培の研修をした國府要二さん(51)さんは、家族4人で定住し、現在、30aの圃場と、20aの借地圃場でピオーネ栽培に励んでいます。「平川の人柄に魅力を感じ、ピオーネ作りもやりがいを感じている。18年に新植したピオーネは来年収穫できそう」と、ピオーネ栽培、地域行事の参加にと、忙しい日々を送っています。

会長の中岸廣之さん

会長の中岸廣之さん(74)は、「平成20年度に発足し、地域の皆で知恵を出し合ってできた取組み。早く認めてもらい、驚きと嬉しさを同時に感じている」と、話していました。

今後も、新規就農者を受入れる体制作りを確立していくため、情報収集、地域団結等に力を入れていきます。