ガンバレ農業!
【第4回】

トマト産地を支える
~高梁市備中町東湯野在住の中笹(なかざさ)さん~

取材日:平成22年11月11日
JAびほくについて

中笹さんご夫婦

JAびほくは、中国地方最大のトマトの産地です。今年の販売目標4億円を、出荷期間を約40日残した10月26日に達成。今も高値販売が続いています。

トマト産地を支える1人、同市備中町東油野の中笹孝次さん(84)は、50年間1年も休まずにトマト栽培に励んでいます。今年も14アールの圃場を切り盛りし、若手農家からも頼られる存在。「50年作り続けて、今年のような高値の年はない」と、驚きを見せています。「その年によって相場が違うため、来年こそは!と、頑張れる。これも、トマト作りの魅力だと思う」と、語っていました。

中笹さんは、昭和36年に地域の仲間14人と一緒に、トマト栽培を始めました。当時、葉たばこの備中葉を中心に農業を営んでいた同地域でのトマト栽培には、快く賛成してくれない人もあり、中笹さんは父親にも反対されていました。

 しかし、1年して収量、販売金額とも思っていた以上の成果をあげ、次の年から仲間も増えました。

露地栽培から始まったトマト栽培。現在は、養液土耕システムやマルハナバチ等、新しい技術を導入し、労力も軽減されています。

「収穫が皆無の年もあったが、やめようとは思わなかった。やっぱりトマトが好きじゃったんかな」と、中笹さんは言います。妻の美津子さん(82)も「栽培当初は不安だったけど、お父さんについていった」と、夫婦二人三脚で50年やってきました。冬の土作りも重要な仕事です。50年間栽培を続けることができている秘密のようです。

「体が元気なうちは地域の仲間と一緒に、トマト作りに励んでいきたい」と、お2人揃って話してくださいました。