ガンバレ農業!
【第5回】

しめ飾り作り
~加賀郡吉備中央町大和在住の阿部さん~

取材日:平成22年11月25日

新年を迎えるにあたって欠かせない「しめ飾り」。吉備中央町大和地区では、昔からしめ飾り作りの盛んな地域です。

阿部信行さん(74)は、15年前からしめ飾りを作り、出荷しているベテランです。今年は、市場出荷用に10種類約2500個を作り、他にも直売所等に出荷しています。

しめ飾りに使用するワラは「やまびこ」という品種で、15aの田で栽培しています。出荷米と同じように管理が重要で、病害虫防除にも気を使います。7月下旬、穂が出る前に刈り取りますが、「雨が降ると手刈りになるので、苦労する」と、阿部さんは話します。刈り取ったワラを乾燥し、9月中旬からしめ飾りを綯(な)い始めます。「大きなものになると綯うのに力がいり、左右のバランスを取るのが難しい」と、長年綯っていても難しいことがうかがえます。

しめ飾りの松や水引で作った花細工等は、妻の千枝子さん(71)の仕事です。正月から作り始め、農閑期の間に全て仕上げます。

約1年かけて作る「しめ飾り」。手間の掛かる作業ですが、いつまでもお元気で、新年を飾る「しめ飾り」作りを続けていただきたいと思っています。