ガンバレ農業!
【第7回】

ピオーネ作りに夢を乗せて
~加賀郡吉備中央町上竹在住の釜田(カマダ)さん~

取材日:平成23年6月20日
JAびほくについて

釜田さんご夫婦

岡山県加賀郡吉備中央町上竹に住む、釜田明斉(カマダアキヒト)さん(38)、清美(キヨミ)さん(41)夫婦は、県が募集していた新規就農制度に応募して、平成20年2月から2年間の研修に参加しました。平成22年3月から独立し、夫婦でピオーネ栽培に取り組んでいます。明斉さんは、何事にも熱心で意欲的に取り組み、仲間の間ではリーダー的な存在です。

広島県に住んでいた釜田さん夫婦は、農業で生計を立てたいと、中四国地方で新規受入れを行っている地域を探していました。岡山県を選んだ理由は、研修制度が充実し、果物の生産量が多く、気候が良い事が決め手でした。しかし、県の受入れは、様々な条件を満たした世帯のみが参加でき、釜田さん夫婦は不合格になっても自力で農業を営む意気込みで、合否通知が届く前に勤めていた会社を辞めました。

また、当時放送されていたテレビ番組で、お金がなくても農業を営む人たちの活き活きとした姿を見て熱意がさらに向上し、農業に対する憧れが強くなったと言います。

研修期間は2年間でしたが農閑期には研修が無く、生活のために様々なアルバイトをし、その時に現在の園主と出会いました。研修中から栽培の手伝いをし、信頼関係を築き、現在はその圃場を管理しています。改植、新植を一昨年から計画しており42aの内、ピオーネ15a、安芸クイーン1.2a、瀬戸ジャイアンツ1.2aを栽培し、新植中はピオーネ22a、ゴルビー1.3a、シャインマスカット1.3a。

明斉さんは「アルバイト先で多くの人に出会い、家や圃場を提供してくれたことに、とても感謝している」と、研修後の不安を打ち消してくれた仲間との出会いに感謝しています。

「収入はサラリーマン時代の方が良く安定していたが、好きで農業をしているためストレスがなく、困難な事があっても苦労とは思わない。作る以上は、より良いものを作っていきたい」と、明斉さんは現在の心境を語りました。

圃場の約半分は若木で労力も約半分ですが、成木になる時の労力も視野に入れ、今後は、圃場を50aまで拡大し、夫婦で切り盛りしていきたいと、夢を実現していくための計画を立てています。