ガンバレ農業!
【第12回】

風味豊かな味を守りたい 乾椎茸栽培
~高梁市備中町布賀の新倉さん~

取材日:平成24年2月2日
JAびほくについて

新倉淳さん

 現在、椎茸の栽培は、生産者の高齢化、中国からの輸入による価格競合の影響等、生産農家、生産量は年々減少しています。

 そんな中、椎茸栽培を支えている1人、高梁市備中町布賀の新倉淳さん(52)は、第30回岡山県乾椎茸格付共販同志会で優良生産者として表彰されました。

 榾木(ほだぎ)約1万本を、山と遮光ハウスで栽培しています。榾木に1度、種駒を打つと木の中に菌が繁殖し、木の寿命が尽きる約5年は収穫できます。新倉さんは「農薬は一切使用していない。自然に任せているが、収穫のタイミングを外すと良いものが採れないため、収穫の時期には度々足を運び確認している」と話します。1度に収穫しても乾燥が追い付かないため、収穫時期を分散できるように多品種を栽培しており、また、乾椎茸に不向きな品種があるため、品質のよいものを作ろうと常に試行錯誤を重ねています。

 椎茸栽培は木の準備などで体力を要するため、高齢になると栽培が難しくなっており、後継者が少ない今、国産乾椎茸の存続にも影響を及ぼしています。「やはり国産の乾椎茸は、輸入品に比べ香りや風味、歯応えが全然違う。毎年、県内外問わず直接注文をしてくれるお客様がいてくれるので、できるうちはやっていきたい」と、新倉さんの乾椎茸の信頼の高さが伺えます。