ガンバレ農業!
【第16回】

夏秋ナスの生産振興に尽力
~栽培方法を工夫~

(高梁市有漢町 福井勝一さんほ場)取材日:平成26年9月16日
JAびほくについて

新たな栽培方法にも取り組む福井勝一さん

高梁市有漢町の福井勝一さん(62)のほ場では、夏秋ナスの出荷が本格化しています。

お盆などを作成する工芸作家として活動しながら、有漢露地野菜生産部会の部会長として夏秋ナスの生産振興に尽力しています。

現在約9aのほ場に夏秋ナス「筑陽」約490本を作付。平成2年に、福井さんのお母さんが職場の方の勧めで苗を持ち帰り栽培を開始した。栽培当初は、約2.2aのほ場に過ぎなかったが、徐々に栽培面積を拡大し、現在では本格的に栽培に取り組んでいます。

作業効率向上方法や害虫予防などに力を入れています。昨年からは、日射抑制型自動拍動かん水装置を設置し、かん水や施肥作業の軽減・効率化が図れています。加えて、通常夏秋ナス栽培では使用しない防蛾灯の設置や捕虫器・フェロモントラップ・ソルゴ―障壁などにより害虫予防にも力を入れています。しかしながら、約2年前から発生したサルの被害に頭を悩ませています。「電柵を設置し、多少なりとも効果を発揮しているが、日々サルとの知恵比べだ」と福井さんは言います。

今年の夏秋ナスは、8月下旬の曇天・長雨により、着花不良による収穫量減少や病気の発生が見られています。そのため、福井さんのほ場では、昨年8~9トンの収量でしたが、今年は昨年の7~8割の収量となる見込み。

夏秋ナスのPR活動にも積極的に取り組んでおり、地元ケーブルテレビ局の取材やRSK「笑味ちゃん天気予報」にも出演(9月24日~25日放送予定分)し、夏秋ナスの栽培方法や魅力についてPRするとともに、栽培方法や工夫は、一般社団法人農山漁村文化協会が発行する「ナス栽培の基礎と実際」(河野隆道著書)や「最新農業技術 野菜vol.4」(農文協編)で紹介され普及の一躍を担っています。

福井さんは、「夏秋ナス栽培は、楽しくなければ出来ない。農作物作りは、本当に楽しい。どのようにしたら、作業効率向上や秀品率アップなどに繋がるか工夫しながら栽培している。栽培の工夫は、部会などで意見交換することによりお互いにいい栽培方法は取り入れて、普及させていきたい」と栽培に対する情熱を語ります。

現在JAびほくでは、19人の生産者が、約105a(昨年より10.3a増反)で契約ナスを栽培しています。