ガンバレ農業!
【第17回】

夫婦二人三脚で、土地守ります!

(高梁市川上町 大塚利章さんほ場)取材日:平成26年9月18日
JAびほくについて

大塚さんご夫婦

高梁市川上町の大塚利章さん(78)のほ場で、9月18日に契約白菜の定植作業が行われました。契約白菜ですが、大塚さんは、他の生産者とは違います。それは、ミニ白菜を栽培していることです。JAびほく管内の契約白菜農家で、ミニ白菜を栽培するのは、大塚さんただ1件です。黄芯系のミニ白菜「お黄(き)にいり」という品種を約6,000株定植し、今年の収量約6~7トンを見込みます。

昨年よりミニ白菜の栽培を開始し、今年で2年目。昨年は、9月の大雨の被害があり定植面積が、約4aでしたが、今年は災害復旧したため、約8aに定植。

他の契約白菜農家と同様、定植・収穫作業には、全農・JAから委託を受けた農作業委託業者が当たりました。

栽培を始めたきっかけは、一昨年までは、通常の大玉白菜を夫婦二人で栽培していましたが、定植・収穫作業時の労力が非常に大変なことから、JA担当者と栽培品目の相談の際に、重量があまり重たくないミニ白菜の栽培を勧められ、栽培に着手しました。加えて、定植・収穫を農作業委託業者が当たるため、栽培期間の維持管理だけで済むため、労力軽減が図れることも栽培着手の一因です。

作業を行う農作業委託業者

大塚さんは、奥さんの孝子さん(75)と結婚して52年。夫婦二人三脚で、先祖代々の土地を守り続けています。約30年前は多い時で乳牛を6頭飼育し、今回ミニ白菜を定植したほ場で牧草を栽培していました。その後、退職後は水稲50a作付の傍ら、現在キュウリ3a・白ネギ2.5aも栽培しJAへ出荷しています。

大塚さん夫婦は次のように語ります。「現在いろいろな農作物を栽培しているのも、ミニ白菜の栽培に昨年から着手したのも、先祖から受け継いだ大切な土地を耕作放棄地にしないのが一番の理由だ。一旦耕作放棄地にしてしまえば、高齢のため手が付けられなくなる。体力が続き出来る限りは、契約白菜などの農作物の栽培を続けていきたい。ミニ白菜も、病害虫予防やイノシシ対策が大変ではあるが、定植・収穫作業の農作業委託業者の方にしてもらえるので体力的に大変助かっている。高齢になればなるほど、なかなか作業が出来なくなるので、手伝ってもらえれば耕作放棄地にすることもなく土地を維持できる。来年以降も農作業委託業者の力を借りて白菜を栽培していきたい」と栽培に対する想いを語りました。

JAびほく管内の契約白菜農家は、秋冬白菜「きらぼし60」を中心に栽培が行われ、現在12戸・栽培面積は253aである。