ガンバレ農業!
【第19回】

地域振興に尽力
~ミニライスセンター運営 川上功さん(高梁市松山)~

(高梁市松山 川上功さんのライスセンター)取材日:平成26年10月8日
JAびほくについて

ミニライスセンターでの作業風景

高梁市松山在住の川上功(つとむ)さん(65)は、地域振興・農業振興に尽力しています。

川上さんは現在、「楢井農地保全組合」と「農産加工ならい」のメンバーでもあり、個人でミニライスセンターを運営。「楢井農地保全組合」は、赤毛短角種5頭を放牧し耕作放棄地解消・防止を目的に行っており、「農産加工ならい」は、6次産業の分野で餅の生産加工販売を行っているグループです。

農業開始当初は、会社勤めの傍らハウス栽培でトルコキキョウを約25a栽培。1996年からは、トルコキキョウに代わる作物として、イチゴを栽培すると同時にミニライスセンターを稼働させました。その後、地域や知り合いの方から稲の苗を作って欲しいとの要望を受け、イチゴの栽培面積を縮小させ稲の育苗も開始。2008年頃には、イチゴ栽培とミニライスセンターとの同時作業が困難を極め、苦渋の決断ではありましたが、ミニライスセンターのみの運営に切り替えました。現在では、ミニライスセンター内で、石数の違う乾燥機が合計6台稼働し、利用者は地域の方をはじめ34人にのぼります。乾燥・脱穀だけではなく、依頼されれば収穫作業もこなしています。しかしながら、個人経営としてミニライスセンターの運営を行うのは今年が最後。2015年春先には、営農組合法人の設立が予定されているからです。法人が設立されれば、ミニライスセンターの運営も営農組合法人に継承する予定です。営農組合法人の設立は、耕作放棄地の解消も含め高齢化し後継者不足・若者の農業離れが進む中、地域の農地をいかに守り存続させていくかを模索した時に法人設立をグループのみんなで考えた結論だと川上さんは話します。

さらに、「ミニライスセンターの作業は肉体的にもしんどいが、地域の人や知り合いの人の手助けもあり運営してこれた。今の年齢だからこそグループのみんなで法人化や6次産業化の動きも出てきた。Iターンを含め農業後継者の加入や育成が今後の課題ではあるが、今の私達が元気を出して地域振興・農業振興に積極的に取り組んでいかなければならない。夢はいろいろあるけれども、着実に一歩づつ成功する道を模索していく必要がある」と今後の活動に対し目を輝かせて語ります。

現在は、ミニライスセンターの運営と同時に、近所の水田の作付も担っており水稲約30a作付している。