ガンバレ農業!
【第21回】

夫婦で力を合わせて一寸ソラマメ栽培
~高梁市成羽町 川上源二さんご夫婦~

(高梁市成羽町 川上源二さんほ場)取材日:平成26年10月29日
JAびほくについて

農業は毎年が1年生と話す川上源二さん

生産者の高齢化・販売単価減少などにより一寸ソラマメの栽培面積が減少していく中、夫婦で仲良くチカラを合わせて農作業に汗を流している高梁市成羽町の川上源二(もとじ)さん(79)ご夫婦にスポットを当てました。

10月20日、来年の収穫に向けて一寸ソラマメの播種作業が始まりました。自宅前に広がる約5aのほ場に妻・千寿子さん(75)と一緒に播種作業を行います。今年は、自家採取の種と購入した種と合わせて約7㎏を播種。中早生品種である「陵西一寸」(自家採取)と「仁徳一寸」(購入種)の2品種を播種。播種された一寸は、来年5月下旬~6月いっぱい収穫される予定です。播種作業には特徴があります。川上さんは、腰ふごを2つ付け、1つには種を入れ、もう一つには焼きすくもを入れています。播種した後、霜降防止などのため焼きすくもを上からかけるためです。加えて、均等な間隔で播種するために、約1.5~2mの竹竿に50㎝間隔にビニールテープで印しを付け、その印しを目印に播種を行います。

川上さんご夫婦は、結婚して約54年。夫婦で栽培に精を出し明るく楽しんで作業を行っています。川上さんは現在に至るまで、最盛期には約90アールで葉タバコを栽培する傍ら牛を飼って葉タバコ栽培のために堆肥も作っていました。葉タバコ栽培終了後、玉ねぎ栽培に切り替え、現在ではJAの勧めもあり一寸ソラマメの栽培をしています。

栽培を開始し今年で約8年目。

川上さんは今年の栽培を振り返り笑顔でこう話します。「一寸ソラマメは、水稲作付作業時期の合間あいまに播種・収穫作業が出来ることや軽量なため出荷作業が楽に出来るので、高齢になった今でも栽培に向いている作物である。農業は毎年が1年生。去年の栽培日誌を見ても同じ日には同じことは出来ない。毎年試行錯誤が必要。今年の栽培は、冬が寒かったため、霜が降りるのを避けるため不織布をした。

播種作業の様子

しかし、3月下旬の高温や4月の低温があり不織布撤去時期が難しかったが、4月の低温があったので不織布撤去時期を遅くらせてよかった。それが結果的に良品増加に繋がったのかもしれない。今年は、1日平均30~40箱出荷し、多い日は1日に約80箱を出荷した。今までにこんなに出荷した日はなかった」と。

川上さんの言葉通り、近年の温暖化や異常気象により生産者の方の苦労は計り知れません。

「良品を作るには、手入れの仕方が肝心。こまめに手入れをすれば、手をかけただけ生長してくれる。これからも夫婦で頑張ってより良い品質・出荷量増加を目指し頑張っていきたい」と川上さんは抱負を語ります。

現在、びほく地域では91戸の農家が約3haで栽培。

平成26年度は、販売量27,806㎏・販売金額約840万円を記録し、主に大阪方面に向けて出荷。