JAガンバレ農業!
【第25回】

農業でビジネスチャンスをつかめ!
~水耕栽培農家、香川貴秀さん(吉備中央町賀陽地区)~

(吉備中央町賀陽地区)取材日:平成27年1月7日

水菜の収穫をする香川さん

香川農園の代表を務める香川貴秀さん(40)は、農業でビジネスチャンスをつかもうと野菜を中心とした水耕栽培に尽力しています。

回転よく収量が確保でき、高設のため労力軽減に繋がるため、農業初心者でも着手しやすい水耕栽培に特化した専業農家になって約17年あまり。試行錯誤を繰り返し、10年以上経った頃、農業本来の楽しさが沸き、経営維持が可能となってきました。

香川さんは、「農業は確かに厳しい時代を迎えている。しかし、厳しい中にもビジネスチャンスが出てきた。現在、業務用カット野菜に対する需要が伸びてきている。その方面に目を向ければ、収量が安定的に確保できる水耕栽培でより利益が見込めるかもしれない」とビジネスチャンスを模索します。

現在、小松菜・水菜・セルリー・ルッコラ・クレソンの5品目を22aで栽培し、加えてイチゴを8aで栽培。これらの生産した作物は、JAの直売所である「かよう青空市」(吉備中央町吉川)に出荷されるほか、専門業者と契約取引をし、契約栽培を行うことによりレストランや病院などにカット野菜として販売しています。栽培においては、地下60メートルから湧き出る井戸水を使用し、「天気にもちろん左右されるため、水温調節など試行錯誤をしている。病害虫管理に一番気を遣い、より高品質な農産物を生産出来るように日々心掛けている」と話します。このような生産者努力もあり、2014年度の栽培状況は、日照不足などの影響を多少なりとも受けましたが、収穫量は平年並みを維持しました。

今後も規模拡大と投資の重要性を見据え、軟弱野菜を中心とした経営体制への切替など経営安定化に向け取り組んでいく方針です。加えて、農業振興にも熱く、新規就農者に対し「農業に興味があるなら、若いうちに就農して欲しい。ある程度の気持ちのゆとりを持ち農業に取り組むことにより、失敗しても立ち直ることが可能になる。やるからには、楽しんで経営をしてほしい」と一念発起した自らと重ね合わせながら語ります。