JAガンバレ農業!
【第26回】

独自の制度で、農業経営を軌道に
~ゆめ農園「晴」、伊賀基晴さん~

(吉備中央町吉川)取材日:平成27年1月29日
JAびほくについて

観光農園である『ゆめ農園「晴」』を経営する伊賀基晴さん(45)は、独自の制度を運用し農業経営安定を図っています。独自制度は、「オーナー制度」と呼ばれるもの。岡山県内の個人や金融機関など法人がオーナーとなっています。ピオーネなどの樹を樹一本もしくは枝の本数で購入し、収穫作業も出来ると同時に要望すれば収穫適期に収穫をし、農産物の一番良い状態の時に発送も行ってくれるというもの。オーナー制度の主農産物は、ピオーネを主とするぶどうです。法人は、福利厚生の一環としてオーナー制度を採用しており、親睦旅行などに盛り込むことにより収穫をする喜びを味わうことが出来ます。

かよう青空市には、
美味しい芋も出荷しています☆

当制度は、先代である伊賀さんの伯父が取り組み始めたもの。観光農園を引き継ぐにあたり、当制度も継承しました。「オーナー制度という独自の制度を運用することにより、収穫適期を逃すことなく顧客に農産物を提供出来る利点がある。オーナー制度を通じて、作付農産物も増加してきた。顧客の要望に応えるため、芋掘り体験も現在は実施しており好評を得ている」と伊賀さんは話します。

就農して約15年目。実家の酪農業から経営安定のために始めたピオーネなどのハウス栽培も拡大し、現在では、ピオーネ・シャインマスカットなど8品種のぶどう85a、芋3種類13a、イチゴ8a、黒大豆30a、米2ha(うち70aは飼料用米)を作付するまでになりました。近年では、地元行政団体の要請を受け、担い手の育成にも力を注いでいます。県内外の新規就農者を受け入れし、ピオーネの体験実習を行っています。「居住等の細部に渡るまで教えないといけないので大変な面はある。しかし、研修生の就農に対する意思は固いので、その想いに応えるためにも、研修生を一人前の農業者に育成したい」と今後の抱負を語る。生産については、極力有機栽培に心掛け、味にはこだわって栽培してます。「農業は、自分の思うように活動出来る反面、厳しさもある。生産物の7割近くが直販の今、味にはこだわっている。顧客の反応が如実に現れ、強いてはリピート率や顧客増加にも繋がる。美味しいものを丹精込めて栽培すれば、必然的に顧客増加に結び付く」と栽培に対する信念を話します。

イチゴ狩りも楽しめます!

加えて、農業経営の傍ら、地元自治体の後継者としての顔も持ち合わせ、現在ある集落営農団体を今年度中に、法人化にするため中心メンバーとして活動中です。