JAガンバレ農業!
【第36回】

農業を通じて、地域活性化を
~高梁市備中町、林輝さん~

(高梁市備中町)取材日:平成27年6月12日
作業をしている新倉さんの写真

「農業を通じて、地域活性化に繋げたい」と林さん

農業を通じて産地維持と地域活性化に取り組むニューピオーネ生産者が、高梁市備中町にいます。林輝さん(35)。

高梁市内から車で約1時間半。備中町西山にある栄農王国山光園に、林さんのほ場があります。ニューピオーネを中心に瀬戸ジャイアンツなど数品種を約1ヘクタールで栽培しています。栄農王国山光園は、国の補助事業を活用し、夏秋トマトとニューピオーネの栽培ほ場整備を目的に整備された園地。元々実家が専業農家である林さんは、農業に親しみと興味がありました。その半面、「農業は儲からない」と周りから言われ続けたことに疑問を抱いていました。いつか自分の手で儲かる農業に挑戦したい。その想いを叶えるため、岡山市から県内トップのニューピオーネの産地であるびほく地区で13年前に就農しました。JA管内でも、農畜産物の担い手不足・生産者の高齢化・耕作放棄地の増加などの課題は、基幹品目「ニューピオーネ・トマト・モモ」も例外ではありません。さらに儲かる農業への取り組みは、JAが目指す大きなビジョンの一つでもあります。飼料用米の作付推進や契約野菜栽培の推進などを積極的な取り組みを始めています。担い手として幅広く活躍の場を広げる林さんは、儲かる農業のシステムを確立することが担い手・後継者育成にも繋がると確信しています。時が経つにつれ、産地維持と地域活性化に対する想いも増しています。

産地維持については、産地が産地であるために品種構成など産地としての統一性と他産地との差別化を含めた販売戦略の独自性が必要なのではないかと投げかけます。加えて、高齢化と過疎化が著しい備中地区で、いかに農業を通じて定住促進と少子化の解消ができるか模索中です。そこでキーワードとなるのが、女性農業者。女性一人でも作付可能な生産体制システムを確立し、育児や家事に割ける時間調整が可能な農業を一つの魅力ある仕事として位置付けたいと林さんは言います。女性の農業への進出を促し、多くの女性農業者を参集し組織化することで、最終的には地域活性化に繋げていきたい考えです。「10年先、地域に後継者のいる魅力ある農業経営をしていきたい。収入の面の魅力だけでなく、地域を含めトータル的に楽しみがある農業を確立していきたい」と林さんは、目を輝かせました。

摘粒作業をしている林さんの写真

摘粒作業が忙しい時期となりました

林さんは、6月22日(月)放送予定のRSK「笑味ちゃん天気予報」に出演し、農業の魅力を発信する予定。