JAガンバレ農業!
【第40回】

「農業はオシャレ!で魅力的」とトマト栽培に尽力
~トマト栽培、高梁市川上町の小島晋さん~

(高梁市川上町)取材日:平成27年8月27日
作業を行う小島さんの写真

トマト栽培を「オシャレで魅力ある農業・栽培」へと考える小島さん

「農業は、オシャレで魅力的だ」と話すのは、高梁市川上町でトマト栽培2年目に挑戦する小島晋さん(37)です。

小島さんは、ハウス10棟・20.8アールで主力品種の一つである「桃太郎8」約4,000本を栽培しています。

以前小島さん宅では、リンゴ園を経営し農業に少なからず関心があり、廃園後は遊休地となっていた園地を何かのかたちで有効活用できないかと模索していました。その際、他県のトマト産地で知人農家のトマト収穫作業を手伝ったことをきっかけに、溶液土耕栽培を始めて知り、栽培技術の進歩に衝撃を受けたと言います。調べていくうちに、びほく地区が産地であることにさらに衝撃を受け、徐々に栽培条件が整い、JA営農指導員の後押しを受け、栽培を決意しました。

「就農以前農業は、オシャレで魅力的にみえた」と笑顔で話す小島さんは、「都会の人は田舎暮らしや家庭菜園が好きなイメージがある影響で、就農以前は自分も“農業はオシャレ”でステータスの一部のような感覚だった」が、現実はハウス建てなど土木作業にも似た重労働もあったと就農当初を振り返ります。オシャレなイメージは、徐々に「魅力ある農業・栽培」へと変化していきました。

就農してからは、理想と現実のギャップに戸惑いながらもJA営農指導員や先輩生産者の指導を受けながら、昨年就農一年目にしてトマト部会目標である単位収量10トンの目標を達成。高梁市やJAが実施する就農希望者向けのトマトスクールの受講や、先輩生産者の栽培技術をマネしながら吸収し、試行錯誤することで自分のほ場に合致した栽培方法を模索中です。「トラブルが発生した時に、まだまだ自分1人では対処できないことがある」と小島さんは話し、先輩生産者やJA営農指導員の存在の重要性をひしひしと噛みしめています。とりわけ、選果場までの中継基地としての機能を果たすJA南選果場での生産者同士の意見交換は重要で、これからの栽培技術向上に欠かせない場となっています。そこでは、普段の会議などでは出てこない貴重な栽培に関する情報を仕入れることができるからです。このように栽培技術向上に余念がない小島さんは、今後について「天候や病害虫に左右されず安定した収量を確保するのが、一番の目標だ。加えて同じ収量出荷でも、データ分析などにより単価高な時期に出荷できるようにしていきたい」と希望に満ちていました。

びほく産桃太郎トマトの写真

一貫したコールドチェーンで市場に届けられるびほく産桃太郎トマト

現在JAでは、新規生産者が3人増加し合計86人が12.7ヘクタールで、出荷目標1,250トン・販売金額約4億3,000万円早期達成を関係機関連携して取り組んでいます。