JAガンバレ農業!
【第48回】

消費者の声を大切に、一貫経営
~真庭市北房地区、いちごっ娘農園~

(高梁市上水田)取材日:平成28年1月15日
作業をする西村さんと高杉さんの写真

二人は、3月9日~10日放送のRSK「笑味ちゃん天気予報」(月~金ごご6時50分~7時)に出演予定です。

県北に位置する真庭市北房地区で、消費者の声を大切に育苗から販売まで一貫して経営している農園がある。いちごっ娘(こ)農園だ。

経営及び生産・販売も共同経営者である西村良一さん(58)と高杉志津子さん(66)が二人三脚で行っています。二人は、量販店勤務時代の同僚。量販店で野菜コーナーを担当していた西村さんは、農業への興味を、販売を通じて抱くようになりました。そこで目に留まったのが、近隣から出荷されたイチゴ。「人にあげて喜んでもらえる作物を生産したい」と考えていた西村さにはベストな作物でした。農園を立ち上げた平成15年頃は道の駅など産直市場が増加し始めた頃。「自分の愛情を込めて栽培した作物が、納得する価値で、消費者の反応をダイレクトに感じながらできる」と就農を決意し、西村さんの考えに高杉さんも賛同しました。

農園では、15aで3品種のイチゴを作付しています。高設栽培をすることで、労力の省力化をし、自家生産にこだわり、苗取りから収穫、販売まで一貫して行っています。環境に配慮し、化石燃料と併用で真庭市が推奨するバイオマスを活用したペレットボイラーを導入し、経費節減・二酸化炭素排出量の削減に挑戦しています。販売の面でも消費者ニーズを考慮し、高齢者・単身向けの少量食べ切りサイズを販売すると、たちまち大ヒット商品となりました。西村さんと高杉さんは、設立以来、地産地消をテーマに掲げ、消費者ニーズを重視してきました。直接販売の他に道の駅やJAびほく直売所コスモスの里(TEL:0866-52-3191)でも購入可能です。

実ったいちごの写真

ハウス内には、芳醇な香りが漂う

主に販売を担当する高杉さんは「消費者からの情報収集はとても大切。農閑期でも消費者に声をかけ続け、生の声に耳を傾けている。それが、顧客の固定化・経営基盤強化にも繋がっていく」と話します。西村さんも「増反も必要であると感じるが、それよりも栽培方法などを改善し、消費者にとってより価値のある魅力的な作物へと仕上げていく必要がある」と話しました。