JAガンバレ農業!
【第51回】

作り手も買い手も一体感を持って
~高梁市川面町 中元久志・雅子さんご夫婦~

(高梁市川面町)取材日:平成28年2月16日
作業をする中元さん夫婦の写真

ブドウ栽培は、夫婦での時間も増やした。

高梁市川面町で定年就農し、ブドウ栽培に挑戦している夫婦がいます。中元久志さん(64)と雅子さん(60)です。会社員時代から畑の管理方法の一つとして、ブドウ栽培を検討していた中元さんは、定年退職を機に念願のブドウ栽培に着手しました。

ほ場の写真

本せん定の時期を迎えた中元さんのブドウ園。

従来葉タバコを栽培していましたが、山の中腹に位置しているため寒暖差、水はけ等栽培条件に適した立地を生かし転作しました。自宅前に広がる約20aに主にニューピオーネを作付しています。現在栽培7年目を迎え、ようやく昨年から本格的に収穫が可能となりました。昨年秋頃から、雅子さんも退職を機に栽培に本格的に着手し、ようやく二人三脚の栽培がスタート。まだまだ試行錯誤の連続で「周りの先輩生産者から様々な方法を教えてもらい、自分の園地に適した方法を探している。周りの人の手助けは非常に心強い」と中元さんは話します。雅子さんも、「夫婦での会話が多くなった。農業は大変な面も確かにあるが丹精込めて作ったものが収穫できるとやはり楽しい。第二の人生の生きがいにもなっている」と笑顔を見せました。

定年就農者の中元さんは、担い手不足・産地維持活性化について、作り手と買い手との一体感を望みました。生産者は自信を持ち、市場・消費者の要望に応じた高品質な作物を作るのが大前提とした上で、「担い手不足解消の為にも融資や補助金の優遇措置対策と並行し、産地をより魅力あるものにしていかないといけない」とし、その為には、JAと生産者が同じ目標に向かっていると意識統一が生産者意欲向上に繋がると考えます。その方法として挙げたのが、帽子やジャンバーなどの産地統一のアイテムの立ち上げです。中元さんは「統一のアイテムがあることで、生産意欲向上に繋がるだけでなく、産地の一体感も生まれる。更にアイテムも活用することで、PRにもなる」と必要性を訴えました。

農場が広がっている風景写真

川面地区でも寒暖差を利用したブドウ栽培が盛んだ。